2009年2月16日月曜日

友人と飲む

友人と飲む:

今日は、久しぶりの友人と、飲みました。一杯目で、すこしくらくらしてきたので、最近、お酒に弱くなってきたことを、すごく痛感しました。ただ、結局は3杯飲み、そしたら、逆に、頭が聡明になったような感じがします。

『悼む人』:
面白い小説である。ただ、一点思ったのは、主人公の「悼む人」は、どうして、他人を「悼む」ことはできても、自分の家族に、やさしく接することができないのだろうか。そこに、何か大きな矛盾のようなものを感じる。

他人にはやさしいのに、身内には優しくない人物を描いている他の例としては、城山三郎『辛酸』がある。高校の時に、2年の頃の寒い季節に、海辺にある県立図書館の分館で、この小説を読んだとき、何とも辛い読後感を覚えましたね。

小説というのは、いろんな人々の人生を、「追体験」することができる。そういう意味で、自分の視野を広げてくれるし、想像力を活性化もしてくれる。

高校の頃、自分は何か大きな問題に気づいてしまった!!!そのため、それを解決するために、非常に、悩んだ。最近になると、そうした問題にも、相対化できるようになったのか、それとも、「感性」が鈍ってきたのか(笑)、まぁ、自分のコントロールできる範囲に、置くことができるようになりつつある。高校の時に、こうした小説をたくさん読んでいれば、もっと、問題に、柔軟に、対応できたとのにという、少しの反省(笑)を感じながらも読みました。

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